プレート式熱交換器は伝熱部に複雑な形状の薄板を使っていて伝熱性能が非常に優れており、わずかな温度差も最大限に利用できます。このタイプの熱交換器は完全な対向流で熱交換を行うことができ、高温側の入口温度をと低温側の出口温度を1度差まで接近させることも可能です。乱流効果を得られるためプレート表面に汚れが付着しにくく、総括伝熱係数が多管式など他のタイプよりも優れています。このタイプにはさらにブレージングプレート式とガスケットプレート式の2種類があり、それぞれ異なるメリットとデメリットが存在します。

前者はブレージング部に銅を使うのが一般的ですが、医薬品や半導体などを製造する工場ではステンレスやニッケルを使うこともあります。耐圧性能と熱交換効率が優れているだけでなく、軽量コンパクトで低コストですが分解ができません。熱交換器のように内部で水が循環・蒸発を繰り返す装置では、水中の無機塩類がスケールとなって溜まるため定期的なメンテナンスが必要です。ブレージングプレート式はメンテナンスが困難なので、流路に詰まりが発生することがあります。

ガスケットプレート式はプレート間がゴム製のガスケットで仕切られており、全体を分解可能です。このタイプは多少サイズが大きく広いスペースを確保しなければなりませんが、メンテナンス性が優れているというメリットが存在します。プレート式熱交換器の導入を検討している場合には用途や使用環境、予算などを考慮して最適なタイプを選ぶとよいでしょう。

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