出題範囲が広い場合、問題数が多くなってしまうことがあります。100問を超えるような場合は、答える側も大変ですが、採点する側も一苦労です。だから自動採点システムを導入して、短時間で正確な採点が行える環境を構築することが重要です。採点までの時間がかかると、受験者たちの精神的負担が大きくなります。
だからと言って、スピードばかり重視していると、正確な採点ができずにトラブルが発生します。このような問題を解決するのが自動採点システムです。記述式でも選択式でもある程度の識字率で判定を行うことができます。怪しいものだけを人の目で見て確認すれば、間違いを減らすことが可能です。
また、受験者数が多ければ多いほど、自動化の恩恵は大きくなります。自動採点システムを使うことでデジタル化したデータを利用することで、合格基準の判別が簡単に行えます。その中から合格に近いラインでもう一度ミスがないかを確認すれば、採点ミスを減らすことが可能です。あまりに差がある答案まで確認する必要はないので、ミスによって合格できない人がいない範囲で見直すと安心です。
合格率や平均点、標準偏差などの計算も採点が終われば自動で算出できます。データを公表できる状態に加工するのも簡単です。特に模試などの結果は早ければ早いだけ受験者に有効になります。採点者の負担を増やすことなく、迅速に結果を公表できればお互いにメリットの大きい試験となるでしょう。