AI搭載の自動採点システム

自動採点システムにはAIを搭載したものも発売されています。例えば、答案用紙のスキャンの精度に関する問題です。解像度は一定ですが、紙の状態によって曲がってしまうことがあります。問題読み込んだ答案用紙の傾きを模範回答と照らし合わせて調整してくれます。

いちいち一枚一枚を呼び出して自分で修正しなくていいのは、とても便利です。これだけでも多くの時間を短縮することが可能です。自動採点システムのAIが活躍するのは識字性能と言えます。記入式の答案ではどうしても書き手の癖のある文字が、自動採点の処理を低下させます。

そのような個々の違いにてついて、AIがある程度識別して判断します。つまり、自動化できる割合をできる限り高くすることが可能です。これなら目視しなければならない回答が減って負担を減らすことができます。全ての文字を認識することは難しいですが、8割程度が自動化できれば便利と言えます。

それ以上は、人間の目で見ても判別できないような場合が考えられます。自動採点システムのデータが蓄積されると分析についてもAIの機能が使えることになります。間違いの傾向や癖などを判別して、生徒ごとに注意点をまとめるような機能です。そのまま使う必要はありませんが、場合によっては本人も気が付かなかったような意外な癖などがわかるかもしれません。

このような結果を面談の時に活用して、親御さんと一緒に学習指導に役立てることができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*